釣友同志 自由釣行

201773日、梅雨明けも間近に迫り一段と蒸し暑さ増す中、マダコが活性化してきたと聞けば、ジィ~トしておられない!

それ行け!ばかりにメンバー3人で明石沖の「マダコ」を狙って東二見漁港を基地にしている岩澤丸に予約を入れ早速出かけてみた


午後5時前に岩澤丸に乗合で乗り込み東二見漁港を出てマダコ釣り場へ向かう


朝靄のべた凪、明石沖の海上に昇る真っ赤な太陽


二見沖の水深10㍍のマダコポイントで釣り開始

山中義憲さん、手慣れたものであの手この手で真っ先に釣り上げて見せた


苦戦しながらもようやくお土産用のマダコを釣り上げた宮本雅成さん


國元会長、唯一の良型マダコ釣り上げました


明石沖で釣れる人気の風物詩「明石マダコ」を狙った遊漁船が最近 随分と増えているようだ。海釣りが趣味でマイボートを所有して

 釣りを楽しむうちに釣り好きな友人や釣人を乗せたマイボートが燃料代として乗船料をいただくことで燃料費や管理費用がうんと

楽になることに段々と出船回数が増えていくにつれ漁船タイプの釣り船 購入資金を調達し遊漁船として償却可能と見込み買い替え

各府県の水産課に遊漁船業の届出を申請し条例通り乗客の乗船安全条件及び船舶検査書の合格を満たしておれば〇釣認定の許可を

得ることが出来るから中型遊漁船が増えている。但し船長は一級小型船舶操縦士の免除及び海上特殊無線技士の免除を有する者に限る。

 係留場所や乗船基地も漁業協関係者とのトラブルがないようしっかりとした合意が必要です。近年、疑似餌(ルアー)の普及と共に

若者の釣り人口が増大、トローリング、ルアー釣り、ジギング、タイラバー、イカメタル、エギング、メバリングまで大小問わず

 その数は年々増加の一途、釣り方もすっかり様変わりした時代の釣り船に搭載した最新のハイテク電子機器の進化と共にレーダーや

魚探もデジタル化した現代にポイント探しも簡単になった。大阪湾沿岸の漁協所属の特権 OGHG ナンバーなどで登録されている

同漁協所属組合船が運営している大型乗合船が乗り入れるポイントに近寄り自船のGPSプロッターに緯度経度を記憶させピンポイントを

盗み撮り釣り場への航行を正確にしてくれる便利な機能を搭載することで経験未満の釣り船も好釣果を得ることが出来るようになった。

また、釣り新聞やテレビの釣り番組などの放映によって釣り人の増加傾向に伴い、釣り客を乗船させる釣り船集は、新聞各社の釣り欄などに

過大(オーバー)な釣果情報を掲載させ営利最優先主義で無雑作に釣り上げてしまうことに釣りの楽しみが失墜つつある。数十年前には

湾内の波止場周辺で釣れた様々なお魚もいまや幻となっている魚種もいる。せめて子孫たちの未来に近場での釣りを楽しんでもらうために

釣魚保護と釣りマーナーを守ってもらい後世のために環境整備がより整った釣り場をいつまでも残しておいて欲しいものだ。

 瀬戸内海の魚類を制限なくこのまま採り続けることにより徐々に魚が減り続けていくことは我々釣り人としてまことに切ない

瀬戸内海の魚類と釣り船が衰退の一途をたどらないよう釣魚保護にもっと自覚をもっていただきたいことを望んでやまない。

ちなみに今回のマダコ釣り場は、二見沖や江井島沖の通称カンタマあたりを探ってみたが水温が低いのかまだまだ大ワカメの根っこが

時々掛かって来ることに苦戦を強いられた。船長懸命に頑張ったが0.3g~1kg弱と型が小さく一人平均10杯程度の寂しい釣果だった。

お世話になった:岩澤丸